INTIMACY COORDINATOR​

インティマシー・コーディネーターは、映画やテレビの撮影現場でセックスシーンやヌードシーンを専門とするコーディネーターです。

インティマシー・コーディネーターとは

映画やテレビの撮影現場でセックスシーンやヌードシーンなどのインティマシー・シーンを専門としたコーディネーターです。

ハリウッドでの#MeToo運動に端を発し、米国HBOなどの放送局ではいち早くインティマシー・コーディネーターが起用されました。

 

インティマシー・シーンは日本語では「ラブシーン」「ベッドシーン」「濡れ場」と表現されるセクシャルなシーンにあたります。セックスシーン、ヌードシーンだけでなく、洋服の上からの行為、オフスクリーンでのセックスシーン、 LGBTQ+やニューロダイバーシティーの俳優による性的なシーンの撮影現場に立ち会います。

 

現在では、米国以外の国々でもインティマシー・コーディネーターの活躍がその広がりを見せています。

制作側と俳優の間に立つインティマシー・コーディネーターの役割

撮影するインティマシー・シーンにおける制作側の期待値を十分に理解した上で、それを的確に俳優に伝え、演じる俳優を身体的、精神的に守りサポートするのがインティマシー・コーディネーターの大切な役割です。

 

コーディネーターが介在する事によって、不安や懸念のある俳優が、場合によっては「No」と言えるような環境を作り、シーンの中で動きなどの「振り付け」の助言や、不安要素を一緒に解消していく事で、萎縮することなくリラックスした状態で演技に最大限集中してもらえます。

 

インティマシー・シーン固有の繊細でデリケートな表現や、シーン内容を伝えるのに困惑する制作側の難しい状況を理解し、コミュニケーションのプロフェッショナルとして、的確な言葉で俳優に伝え、求める表現を引き出し撮影が進むようにサポートします。

経験にもとづく強み「心地よい安全な現場づくり」

実際に、日本だけでなく世界で、インティマシーなシーンで精神的に苦痛を感じたという俳優のコメントが撮影後に上がっています。彼らはなぜ、撮影中にその声を上げる事ができなかったのでしょうか?

 

俳優と制作側の間で発生したミスコミュニケーションによって、撮影後に揉めたり、訴訟にまで発展するケースもあります。
このような事態は、双方の同意を取ってから進める、また途中でNOと言える状況を作ることなどで、容易に回避できることもあるのです。またNOと言うのを伝えるだけでなく、制作の演出にできるだけ沿うような代案を提案します。

 

俳優の、人としての尊厳を守るということだけではなく、同意がある上で、制作側のクリエイティブビジョンをどう表現していくかを最大限にサポートするのが、インティマシー・コーディネーターの大きな役割となります。